【ナミビア観光】ゴーストタウン、コールマンスコップをご紹介!

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皆さんこんにちは、トンプソンです!

アフリカ大陸の南に位置する国、ナミビア共和国。
アフリカと言えば、過去にヨーロッパ列強の支配を受けてきて、現在でもその名残が数多く残っています。

ナミビアもその一つであり、過去にはオランダ、ドイツ、イギリスなどの植民地となり影響を受けてきました。
その中でも今回は、過去の栄光が砂漠に埋もれてゴーストタウンと化した町である

「コールマンスコップ(Kolmanskop)」

をご紹介します。

【ナミビア観光】ゴーストタウン、コールマンスコップの概要

所在地

コールマンスコップとは、ナミビアの南西に位置する町(観光地)となっております。

歴史

コールマンスコップの歴史は、1908年にまでさかのぼります。
当時この地域は、「ドイツ領南西アフリカ」というドイツが占領する地域の一部となっておりました。

当時この地域で鉄道職員として働いていたとある人物が、ダイヤモンドを発見し、この土地の可能性に気が付いたドイツの鉱山労働者たちは「鉱山特別区」としてこの地域を開発し始めました。

やがてダイヤモンドの発掘を境に、当時のドイツ人たちはこの周辺にドイツ式の町を建設し、病院、発電所、カジノ、学校、娯楽施設やアフリカ発の路面電車などを建設して町を作りました。

しかし、第一次世界大戦中にこの地域でのダイヤモンドの産出が減り始めると、人々は町を放棄してよりダイヤモンドが発掘される地を目指して移住し始めました。

そして、現在のようなゴーストタウンと化した観光施設が誕生したというわけです。
※ちなみに、現在ではナミビア政府と、南アフリカ共和国発祥のダイヤモンド採掘業者である「デビアス(The De Beers)」の共同でこの観光地が運営されています。

名前の由来

コールマンスコップ

というこの地名は、当時住んでいた「ジョニー・コールマン(Johnny Coleman)」という運送業を営んでいた人物から取った地名だそうです。
海外では、人名にちなんで地名をつけることがよくありますね。

アクセス

ナミビアの首都であるウィントフークからはレンタカーを使用して約7時間です。
ナミビアでは日本のような料金制の高速道路は無く、国中を網羅している一般道しかないと心得ましょう。

ナミビアに高速道路はありませんが、国中を☝のような一本道で網羅されております。この道は法定速度が120kmとかなので、日本の高速道路が☝という認識で良いです。

また、このコールマンスコップの近くには、「リューデリッツ(Lüderitz)」という小さな港町があり、そこを拠点に観光するのがベストです。(私もリューデリッツにホテルを取りました。)
リューデリッツからコールマンスコップは、車で約20分くらいです。

リューデリッツの海岸沿いにあるモニュメント。
小さな港町ですが、人は一定数以上住んでおり、多数のレストランやガソリンスタンド、スーパーマーケットもあるので生活には困らないです。
リューデリッツの街並みはこんな感じです。線路が敷いてありますが、電車は運休している様子でした。

コールマンスコップに潜入!

私は、先程紹介したリューデリッツからレンタカーを走らせて、コールマンスコップにやってきました。
生まれて初めて見る光景に、かなりの衝撃を受けました!

すごい!ヨーロッパ様式の家が砂漠に埋もれている!
体育館内部の様子です。平行棒やあん馬が置いてあります。器械体操は、ここに定住していたドイツ人が発祥とされるスポーツなので、ここにも機材を持ってきたのでしょう。
博物館のような建物もあり、当時の人々の様子や実際の備品が数多く展示されておりました。
学校の内部にある廊下の写真(のはず)です。少し不気味ですが、当時はここで勉強をする学生がいたと想像すると、何とも不思議な気持ちになります。
学校の内部なのですが、なんと砂で埋もれてしまっています。コールマンスコップは海に近く風も強いので上に、ナミビアは国土のほとんどが砂漠の為、人々が手入れをしない限りは砂に埋もれてしまうのでしょう。
ここはボーリング場です。かつてこの地に住んでいた人々の娯楽施設だったのでしょう。
コールマンスコープに行く途中に通る踏切です。現在では鉄道が通っていないのか、砂に埋もれてしまっています。

訪問時の注意点

コールマンスコープを訪れてみたいと思ったそこのあなた!
今から私が言う注意点をお忘れなく!

建物内部には整備されていない箇所もあり危険

建物は当時の面影をそのまま残しています。
建物のほとんどは木造の為、いつ崩れてもおかしくないので観光の際には注意しましょう!

⚠️Own risk(観光の際は自己責任)と記載された看板も数多くありました!

とある建物の2階なのですが、画像右側の様に床が抜けているため足を踏み外したら1階に落ちる危険があります!
また、割れた窓ガラスもそのまま放置されている場所もあるので、家族連れで訪問する際はお子さんから目を離さないようにしましょう!

営業時間に注意!

私が訪問した2024年7月時点の経験ですが、現地の営業時間は

午前9:30~午後13:00

と、一日の営業時間がとても短かったです。
もし、ナミビアや周辺のリューデリッツを観光したい場合は、営業時間の短いこちらのコールマンスコップを優先して観光することをお勧めします!(私も、その日の朝一番に観光しました。)

※こちらの施設は自由に見学出来るわけではなく、エリアの入り口に看守があり電車の踏切の様に遮断機もあるため、厳重に管理されている土地です。👷

リューデリッツまでは町が少ないので注意!

ナミビアの首都であるウィンドフークから車で約7時間の距離にある、ここコールマンスコップ。
もちろん、7時間ぶっ通しで運転するわけにもいきません。

しかし、ナミビアでは町と町の距離が200km以上あるのが普通で、町以外は砂漠が広がっており食料品やガソリンが道端で切れてしまわないように、町に寄った際は必ず給油と食料品や飲料を購入するようにしましょう!!

日本の様に、人が住んでいる地域が国土のほぼ全域に広がっているわけではなく、町と町の間は砂漠が広がっており本当に何もありません!!!!

日本の常識が通用しないので注意して運転しましょう!

※ナミビアでのレンタカー事情についてまとめた記事も書きましたので、こちらをご覧ください!☟

さぁ!幻想的な世界へ飛び込もう!(まとめ)

いかがでしたでしょうか?

日本ではこのような風景は出会えないので、ナミビアに行った際はぜひ立ち寄ってみて下さい!
首都から約7時間の移動で大変ではありますが、コールマンスコップを見る価値は十分にあります!

お立ち寄りの際は安全運転でお願いします🙇

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

※ナミビアに関する記事はこちらをご覧ください!☟

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